【有田祐一さん／会社員】

還暦を過ぎ、ぼんやりと現役を引いた時の事を考えていた折、リーマン・ショックに遭遇、考えていたより早く、責任を取って第一線を引退、世に言う「濡れ落ち葉」になりたくない一心で、学生時代のバンド仲間に連絡した所、彼等も現役を引いて時間にゆとりが出来ていたので、４０余年振りにハワイアンバンドを再結成、更に、時間のゆとりがあると思い、区役所で相談した所、紹介された世田谷ボランティアセンター(ボラセン)に期待しないで訪問、目的意識も無いまま、ただ漠然としたイメージで、何を探しに来たか解らない事を反省し、無駄な一日を過ごしたと思いながら、とりあえずボランティア登録を済ませて、帰ろうとした時、窓口で手続きしてくれたＮ嬢からボランティア一年生にピッタリのグループ、｢おとせな｣を紹介され、そのメンバーの多彩さ、経験の深さを仲人口宜しく熱心にＰＲ、Ｎ嬢の熱心さと美しさ？に負け、その場で「おとせな」入会希望を表明。第１回目の参加時、台所に立った事が無く、料理も知らないのに大丈夫かと、久し振りに新入社員時を思い出し緊張しました。当日、その心配をよそにメンバーの方がたから大変親切に指導していただいたお蔭で無事終了！！その後、メンバーのＭ氏から「最初は、いろいろな活動に参加し、自分に合ったものを探し、絞っていったらどうか、更に仕事ではないので自分に合わない活動は、さっさと退いても良い」とのアドバイスを受けとても心が軽くなりました。やはり「おとせな」に入った事は大正解で、私のボランテイア活動の原点だと思います。

現在は、他に、代田ビューローで本職（ハワイアン）？の一つであるウクレレボランティア｢レレーズ｣の一員として楽しく活動をしています。

輪が広がり、良い仲間に恵まれるとサラリーマン時代には味わえない充実感に浸っています。お役所仕事ではないボラセンの対応が無かったら、今は無いと思います。自然に｢ささえる会｣にも自発的に参加してしまいました。

“ボラセン　バンザイ“