チャイルドラインにかけてくれた子どもたちは、実に様々なことを話してくれます。
友達のこと、親や先生とのこと、自分自身のこと。
日々成長する子どもたちは、小さな出来事にも大きく感情を動かされて生きています。
秘密を守るために書き直して、少しご紹介してみます。
「明日、学校休んじゃだめかな…」
「気まずくなってた友達が、おはようって言ってくれた!」
「私のことで親がけんかしてる」
「好きな人のことばかり考えてしまう。おかしい?」
「リスカした」
「何がつらいのか分からない」
「………」(無言)
中には、なんでもないことのように思われるものもあるかもしれません。でもこれは、子どもが誰かに聞いてほしい、と思いながら、周りの人には話せなかったことなんです。
世田谷区内で子どもに関わって活動する人たちが、様々な子どもの状況をめぐる勉強会や意見交換を行う。いじめによる自殺がマスコミに大きく取り上げられた時代、「子どもたちの間で起きている問題は、おとなが作っている社会の問題」と熱い議論が交わされた。
1996年、「こどもいのちのネットワーク」設立。
1997年には、牟田悌三さん、保坂展人さんら中心メンバーが先駆的なイギリスのチャイルドラインへ視察。「子どものための電話」の必要性を訴え、開設に向け動き出す。
1998年、日本初の子どものための電話、第1回せたがやチャイルドラインを開設(2週間限定24時間体制)。
1999年には第2回せたがやチャイルドラインが行われる(前年と同じ体制)。常設への準備が進む。
2000年、常設の「せたがやチャイルドライン」が世田谷ボランティア協会自主事業としてついにスタート。
2009年、全国共通フリーダイヤル(FD)制*¹が開始。以降、これまでのせたがや独自の電話番号とFDの2つの番号で子どもからの電話を受けている。
2020年には常設20周年を迎え、延べ約69,000件の電話を受けてきた。2020年夏からはチャイルドライン支援センター*²のチャット事業にも参加し、チャットも受けている。
【全国に広がるチャイルドライン】
*¹ 2021年現在、39都道府県に68団体あり、各団体が協力して全国共通フリーダイヤルで電話を受けています。2020年度は全国で約152,000件受信しました。
*² 全国でのチャイルドラインの開設・普及支援を目的に、1999年、チャイルドライン支援センターが設立。