4月12日(金)発・被災地支援ボランティア派遣第2便が穴水町で活動しました!

2024年4月23日更新

4月12日(金)夜9時、3月の第1便に続き今回も10人のメンバーが石川県鳳珠郡穴水町(ほうすぐん あなみずまち)に向けて世田谷ボランティアセンターを出発しました。今回の便は東日本大震災の時から当協会で活動をされている方から被災地でのボランティアは初めてという方まで、幅広いメンバー構成での活動です。

出発前のオリエンテーションで活動上の諸注意を共有

センターを出発するロングワゴンと見送るスタッフ

夜通し走行して富山県射水市(いみずし)に向かい、新湊で朝食後に能登半島へ向かいます。穴水町までの移動時間は暫し北陸の風景に癒されます。

道の駅「雨晴」から富山湾を昇る朝日を眺める

朝日を浴びる氷見線

のと鉄道は4月6日から穴水駅まで運行が再開!

みな再開が嬉しくて、鉄印を持って記念撮影

 

今回、穴水町災害ボランティアセンター(以下VC)からは事前にローラー作戦(被災地区を回り、チラシ配布や困りごとなどニーズ調査を行う活動)の活動依頼と伺っていて、13日朝のマッチングで桂谷地区を中心とした5つの地区での活動が決定しました。

穴水町災害VCはGWを境に週末型へ移行する。

図面左端、黄色でマークされたエリアをニーズ調査

桂谷地区は第1便での活動がご縁となり、本便で宿泊場所としてお世話になる本教寺(ほんきょうじ)のある場所。今回も現地でご住職自ら近隣の被災状況を教えてくださいました。

3グループに分かれて5つの集落を1軒ずつ困りごとが無いかを聞いて回ります。

この日の桂谷は桜や水仙、ヒメリュウキンカが花盛りの穏やかな気候でしたが、壁の割れた住宅や土砂崩れ跡など痛ましさもまだまだまだ残ります。

訪ねたお宅のうち1軒で屋根瓦が大量に落下していて、瓦を撤去する活動につながりました。

この日の宿泊は桂谷地区をまとめられている本教寺にお世話になります。
本教寺は震災前に民泊などもされていて、本堂を使わせて頂けることになりました。またこの日は前回便に参加したメンバーがリーダーとなった別チームが穴水町で活動していて、夜に本教寺で合流しました。

夕食時の懇親会ではご住職にもご参加いただき、参加メンバーは被災地にあって畳の上で夜を過ごせる幸せをかみしめました。

葛城住職から桂谷の人達のノトキリシマへの想いを伺った。

本教寺本堂前で、住職も一緒に2チーム合同記念撮影

 

2日目の朝はご住職がつないでくださった、避難所から戻った方からの蔵から畳を運び出したいというニーズに対応してから穴水町災害VCへ向かいます。

マッチングされたのは家財搬出。トラックで参加の他チームと合同で計15人の活動でしたが、実際に現地では大量の落下瓦を撤去する作業となりました。この日は午前中だけの活動でしたが、1軒のお宅でトラック2杯分の落下瓦を撤去することができました。

この活動先も桂谷でしたが、大量の蚊やブユが飛来し多くのメンバーが刺されてしまう事態に見舞われました。これからの季節、更にブユは増えるので虫よけ対策必須という学びを得ました。

 

当センターでは5月も引き続き穴水町での活動を行います。活動参加をご希望の方は、まず被災地支援ボランティア登録をお願いします。ご登録頂いた方に今後の活動予定と申込受付をお知らせしています。
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※当事業は「日本財団」の助成を受けて実施しております。