能登半島地震被災地支援ボランティア派遣 第4便(5月24日発)、第5便(6月14日発)活動報告

2024年7月30日更新

報告の概要

能登半島地震被災地を支援するため、せたがや災害ボランティアセンターから月2回のペースでボランティアと職員を派遣しています。

第3便までの流れを引き継いで、5月24日からの第4便、6月14日からの第5便とも、無事活動を終えました。

世田谷出発から現地での活動を始めるまで

毎回、出発に先立ち、活動中の体調管理の徹底、被災地での注意事項などを伝え、職員に見送られながら、穴水町へ出発します。

世田谷のボラバス隊は、穴水町で定期的に活動していることから、穴水町災害ボランティアセンターの職員から大変温かい歓迎の言葉を戴き、活動に入ります。

能登半島地震による被災家屋の公費解体も始まったことから、減少傾向だったニーズ件数も再び増加に転じ、第4便、第5便では、ニーズ自体も解体家屋からの家具の運び出しが主な活動に変化しています。

第4便、第5便での主な活動

家財の運び出しには依頼者も立ち会っていただくため、金沢市などの自主避難先から一時的に戻って来られた依頼者から、運び出す家財について注意事項の説明を受けたのち、作業を行いました。

解体建物から運び出した家財をトラックに積み込みます。

建物の応急危険度判定で立入禁止になった家屋においても、建築士の方の再調査により、危険の程度をボランティアの一人ひとりが再確認し、注意することで、安全に活動することができました。

また、家財の運び出しにあたっては、災害ごみ集積場での分別方法に合わせて、最初に家電製品を家屋外に運びだして2トントラックに積み込み、次いで燃えるごみ、燃えないごみに分別しながら積み込みました。

二階にある家財などの運び出しは、毛布等で包んだりロープなどを活用したりして、階段から慎重に降ろしました。ただ、地震による屋根の損傷による雨漏りのために床が抜けるような箇所もあり、細心の注意を払い、作業をおこないました。

毎朝、活動に入る前は、柔軟体操を行い、怪我防止に努めます

未だに手付かずのままの被災家屋がみられます

土壁が崩れたため埋まってしまった側溝の清掃をします

宿泊させていただいた本教寺(ほんきょうじ)の裏山での土のう運び

発災から半年近く経過して高温多湿になってきているので、熱中症対策のため、30分活動、10分間の休憩をとるなどして、安全の確保を最優先に活動しました。

 

安全と効率を両立させて活動を無事終えた後、せたがや災害ボランティアセンターから穴水町災害ボランティアセンターにコーディネーターとして派遣されているメンバーと合流して合同記念撮影を行い、帰路につきました。

コーディネーター派遣されているメンバーとの合同で、能登の手ロゴを示し、穴水町災害ボランティアセンター前で記念撮影

 

当事業は「日本財団」の助成を受けて実施しております。