5月10日(金)発・被災地支援ボランティア派遣第3便(穴水町)活動報告
5月10日(金)夜、5名の参加者と5名の役職員が世田谷ボランティアセンターに揃いました。
世田谷発能登行きのボラバスも3回目となります。今回も活動歴や年代のバリエーション豊富なメンバー構成です(男性6名、女性4名)。出発に先立ち、全員で行程の確認や注意事項の伝達を行いました。
20:40、世田谷を出発し、関越自動車道で一路北陸を目指します。夜間にもかかわらず多くのトラックが行き交います。途中、5回のドライバー交代を経て北陸へ入りました。
翌朝、富山・新湊の早朝営業している食堂でエネルギー補給を済ませ、海沿いの道の駅で作業着に着替えた後、朝日を浴びながら穴水町を目指します。
道の駅で着替えて作業に備えます
8:30前、のと鉄道・穴水駅前に設置された『穴水町災害ボランティアセンター』でニーズとのマッチングをし、1時間後に穴水町桂谷地区にある本教寺に到着。近くのお宅で家の中から冷蔵庫や洗濯機などの家電とたんすなどの大型家財を道路まで出す作業に取りかかりました。
午後は、別のお宅で家財道具をご家族と一緒に家の外へ運び出し、電化製品、食器、金属などに分けました。作業がちょうどひと区切したところで雨がパラパラ降ってきたこともあり、15:00前にこの日の活動は終了となりました。
依頼のあったお宅から運び出した家財道具の数々
三日目も桂谷での活動です。投棄されたと思われる大量の屋根瓦を、地区内の道路わきの草地で土のう袋に回収する作業で始まりました。1時間ほどで終えた後、本教寺へ移動し、近くのお宅で納屋から家財道具を出す作業を行い、11:30にこの日の作業を終えました。
道路わきに不法投棄されたと思われる瓦を手作業で回収中.
地道な作業でしたが、約1時間で瓦のヤマは無くなりました
今回の活動では、3軒のお宅から家財道具を家の外へ運び出しましたが、冷蔵庫や食器棚といった重い物は男性陣が、衣類や布団など軽めの物は主に女性陣が運ぶという役割分担が自然にできていました。
また、30~40分に一度、10分間前後の休憩を入れて疲れを溜めこまない工夫をしました。
そのせいか、参加された方から『体力的に自分にできるか不安だったが大丈夫だった.また参加したい』や、『持って行った腰のコルセットや膝サポーターを使わずに作業できた.自分のような素人でも参加できて良かった』といった感想が寄せられました。
震災の被災地での活動経験を通じて、テレビや新聞で見たままの光景に重い気持ちになりましたが、活動先の方や現地の災害VCの方から逆に労いの言葉をかけられて温かい気持ちになりました。
現地ではまだまだ手伝いが必要です。
業務上はもちろん、個人的にも被災地に寄り添っていきたいという気持ちを新たにしました。
当事業は「日本財団」の助成を受けて実施しております。