【能登半島地震】穴水町災害ボランティアセンターへコーディネーター派遣を実施します!

2024年6月1日更新

せたがや災害ボランティアセンターでは穴水町(あなみずまち)災害ボランティアセンター(以降VC)から活動依頼を受け、3月より災害ボランティアを派遣しています。

全国社協による能登半島への広域支援が大型連休を境に終了し、現地の災害VCは石川県社協と各市町の社協職員により運営することになりました。
穴水町も例外ではなく、運営人員が減ってもニーズはまだまだ増加傾向にあることから、「コーディネーター養成も行なっているせたがや災害ボランティアセンターに運営を手伝ってもらえないか」とお声がけを頂きました。

これまで学びを深めてきたコーディネーターの皆さんが穴水町災害VCで運営の一端を担う貴重な機会となり、我々としても、災害ボランティアとコーディネーターという二つの面で支援を行うことができること、何よりも現地の力になれることから、お受けすることにしました。

コーディネーター派遣のための先遣隊として5月16日(金)から3日間、職員とベテランのコーディネーターの2名体制で運営サポートを行いました。

少ない人数で運営を行う災害VCの業務は多岐に渡ります。穴水町では既に5つの団体が関わり医療や福祉、専門技術、資機材・車両管理や現地調査などの支援を行っています。今回我々はマッチングのサポートを務めることになりました。
朝8時にボランティアの活動受付(チェックイン)を開始。8時半からオリエンテーション、その日に用意した依頼先(ニーズ)とのマッチングと現場への送り出し。朝の30分は最も多忙を極めます。
送り出した後も、災害VCから近い現場やベテランのボランティア達はすぐにニーズを片付け災害VCに戻ってくるので、時間を無駄にしないために直ぐに次のニーズを用意します。
お昼を跨いで午後の活動のためのニーズも用意、ボランティアを送り出したら次は新しい依頼を確認し電話で日程調整・・・その間にも現場から様々な報告が入り、災害VCスタッフはなかなか休む暇もありません。

しかし、ボランティアがどんどん町の困りごとを片付けて、パズルのピースが合う様にコーディネーターがマッチングをスムーズに行えれば、町の復興が確実に進む。とてもやりがいのある仕事でもあります。

先遣隊として沢山の情報と課題を持ち帰りました。

5月末の事前説明会を経ていよいよ毎週末コーディネーターを穴水町へ送り出します。当センターにとっても東日本大震災での看護師ほか専門ボランティア派遣に続き、世田谷のコーディネーターが災害VCで活動する大きな一歩です。実体験という貴重な学びを私たちの街・世田谷区のレジリエンスに繋げて参ります。

当事業は「日本財団」の助成を受けて実施しております。